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不動産業界に入ったきっかけは？

20歳の頃から不動産業をやろうと考えていた友人がいて、一緒にやらないかと誘われて興味をもったのがきっかけです。まず各々が違う所で修行しようということになり、不動産会社に就職しました。

最初は賃貸の会社でしたが、いずれ売買と思っていたので3年後に転職。建売もやっている不動産会社だったので、仲介だけでなく新築住宅の販売にも携りながら売買実務や、賃貸とは違うお客様への対応を覚えていきました。
とはいえ、ノルマや会社の意向を汲んでやらなければならない部分があり、数字を追うことに一生懸命でしたから、お客様のことを考えないわけではないのですが、実際は自分たちの気持ち優先でやっていた感覚がありました。

独立したのは38歳の時です。
初めから独立したいと考えていたので、「そろそろしないと遅いのでは」と思うようになった頃、ある不動産会社に誘われて転職することにしました。ところがフランチャイズ制でやるという話で入社したのですが、頓挫してやらないことになってしまい、「それなら辞めて独立しよう」という考えになったわけです。業界に入るきっかけになった友人は、勤めていた不動産会社で役員にまでなっていたので独立はせず、一人での開業となりました。

自分一人の考えでやれるなら勤めている時と違って、お金じゃない部分を大事に仕事をしよう、１つの契約、１人のお客様を大切にしようと決めました。

でも最初はやはり大変でした。「食べていく分くらいは全然いけるだろう」とちょっと安易に考えていた部分があったのですが、まったく知られていない会社ですし、すぐに電話がなってお客様が来るわけでもないので、現実は全く違いましたね。
それでもガツガツ営業するようなことはしませんでした。勤めている時は「連絡先を聞かないなんて悪」でしたが、独立してからは連絡先を聞いても聞かなくても情報をお伝えするといった感じで、お客様のペースに合わせて対応するのが私のやり方です。

一人でやるということは良いことも悪いことも全て自分に返ってくるので、お客様が嫌がることは絶対にせず、正直な対応をするよう努めてきました。

フォーネストはどんな会社ですか？特徴は？

売買は私が一人でやっているので、自分の判断でお客様に合わせた柔軟な対応ができること。また地域も限定して手の届く範囲でやっているので、フットワークの良さや小回りの利く点が強みだと思います。

売却については、物件を預かる件数をノルマにしている会社や、預かっても売れない売らない会社も結構あります。私はそういうことをしたくないので、「このくらいで売れると思いますよ」という相場や実際に売れた成約例などをお伝えして、マイナスな所があればすべてお話した上で、お客様に判断していただくようにしています。

ご依頼いただく場合、結果として専任媒介でお預かりすることも多いのですが、お客様の事情によって、たとえば住宅ローンの支払いや離婚に伴う売却で早く売りたいという場合には、他にもっと力のある不動産会社もいるかもしれませんから、複数の業者さんにお願いできる一般媒介をお勧めして、私もその中の1社として頑張らせていただくという形をとることもあります。

不動産の売却は色々な事情を抱えている方が多いので、そこを汲み取りながら、お客様が何を望んでいるのかをしっかりと聞き、売却にうまく反映させていくということにもこだわっています。

買いたい人は安く買いたい、売りたい人は高く売りたいですから、その間に入った私が変に着色するのではなく、お客様の考えや思いをお伝えしながらトラブルがないよう進めて、売る方にも買う方にも喜んでいただけるようにしたいんです。

地元密着でやっていて近くにお住まいの方や、子供の同級生の親御さんなどからご依頼やご紹介いただくことも多いので、とにかく正直にやるということも常に心がけています。嘘があれば不信に思われてしまうし、紹介いただいた方にも迷惑が掛かってしまいます。
嘘がなければ私自身もストレスなくしっかりお話できるので、そこはこれからも大事にしていきたいですね。

不動産業をやっていて嬉しいことは？

お客様に喜んでもらうことです。お取引が終わって「ありがとう」と言われるのはもちろん、小さい街なので、たまにお客様に買い物で会うとすごく喜んでもらえたり、「今度、紹介するね」ということを言っていただけるのはやっぱり嬉しいです。
お客様のために仕事をして、感謝されるというのはやりがいだと思います。

売却では、お客様が思ってる金額や、返さなければいけない住宅ローンの残債額よりだいぶ高く売れた時、あるいは考えていた以上に早く売れた時、想像以上に喜んでいただけます。
「最低はこのくらいなので少し高いかもしれないけど、チャレンジしてみましょう」といった金額ですぐ売れて、私もびっくりしたことがありました。

フォーネストのこれからは？

売れば終わりということではなく、その後のフォローも含めて長いお付き合いをさせていただきたい気持ちがあります。不動産に関わることはもちろん、それ以外でも私に携われることなら全部お手伝いさせていただき、もっと喜ばれたり感謝されるようになるのが一番理想だと思います。

実際、ゴミ出しのことで相談を受けて、当人同志だと喧嘩になってしまうので私が間に入ってうまく話をするということもありましたし、トラブルを解決するために自治会関係者の方に会った時に、「実は私は不動産屋で、頼まれて対応しているんですよ」という事をお伝えしたところ、「それなら不動産探しているうちの息子がいるんだけど」とお声をかけてもらったこともあります。

都市部と違う埼玉県奥の街なので、地元や地域の人とのつながりを大事にしていきたいですね。

売却検討されているお客様へのメッセージ

売却をお考えのお客様はそれぞれご事情やご希望をお持ちなので、しっかりお話を伺った上で、どのような方針で進めるのがよいかご提案させていただきます。販売活動においてもお客様の気持ちを第一に考えた対応をお約束します。

また不動産売却に伴う税金や手続きなど分からないこともあると思いますが、私で調べられることはお手伝いさせていただきますし、直接、専門家の方にご相談が必要と言う場合でも私が窓口となってご紹介します。

不動産の売却でお困りごとや気になることがありましたら、ご相談だけでも喜んで伺います。どうしたらよいのか一緒に考えながら、お話を進めていきたいと思っています。